正直なことを書きます。フラディア グロウを買う前、妻に「どうしてもベッド型じゃないとダメ?」と聞かれました。「新生児の首のために必要」と言い張ったのですが、内心は「本当に必要かわからないけど良さそう」という感じでした。実際に使い始めて6ヶ月経った今、あの選択が正解だったかどうかを素直に書いてみます。

ベッドモードは本当に使うのか

退院した日から使っています。最初の2ヶ月間はほぼベッドモードのまま。

180度フラットにするには、シート横のレバーを引きながらシートを前に倒す操作をします。これ自体は難しくないですが、倒したときにシートがかなり前方に出るので、助手席を相当前にずらさないといけません。うちのノアで試したところ、助手席に座っていた妻が「足元が狭い」と言い、後ろに下げたりまた前にしたりと最初は調整が大変でした。

それでもベッドモードの価値は、帰省のとき実感しました。生後1ヶ月で片道2時間半の実家帰省に使ったのですが、出発時に授乳を済ませてフラットに寝かせたら、そのままほぼ全行程を寝ていてくれました。「首が変な方向に曲がらないか」という不安がなかったのは、親として大きな安心感でした。これは数字では表せないけど、個人的には8万円近い出費の根拠のひとつになっています。

乗せ降ろしの話

回転機能はシート横のボタンを押しながら回す操作です。クルムーヴと似た機構ですが、本体が重い分、回転させるのに少し力が要ります。片手では少し重さを感じるので、もう一方の手で赤ちゃんを支えながらだと「よいしょ」という感じになります。

ただ、横向きに引き出した状態での乗せ降ろしは明らかにやりやすい。前向きのシートに頭から収める動作と比べると、横抱きのまま置けるので首が据わっていない時期は特に安心感が違います。妻も「これがあると怖くない」と言っていたので、この機能については価格の一部を担っていると思っています。

重さについて正直に

13kgは重いです。ベビーカーとは桁が違います。

車から降ろして家の中に持ち込む使い方を想定していた方には厳しい重さで、うちも一時期「シートごと室内に持ち込めば寝たまま移動できる」と考えたことがあるのですが、実際には重くてやめました。結局は車に固定して、子どもだけ抱っこして降ろすという普通の使い方になっています。

複数台の車で使い回す予定がある場合は、取り付け・取り外しのたびにかなりの労力が必要になるので、そのつもりで購入判断した方がいいです。うちは1台専用にしているので、最初の取り付けだけ頑張れば後は動かしていません。ISOFIXの接続はしっかりしていて、一度取り付けたら揺れもなく安定しています。

シートの質感と長時間ドライブ

クッションの分厚さはこのクラスならではという感じがします。内側のパッドを触ると、指がスーッと沈むようなやわらかさ。生後2ヶ月頃から少しリクライニングを起こしていき、月齢に合わせて段階調整できる点も地味に便利でした。一気に変えるのではなく、少しずつ角度を変えていける安心感があります。

帰省の際、往復合わせて5時間乗ったことがありますが、途中2回の授乳休憩を挟んで、特に「ぐずりがひどい」ということはなかったです。これをシートのおかげと断言はできませんが、機嫌よく乗っていたのは事実です。

6ヶ月使った今の評価

シートの耐久性は問題なし。固定部分のガタつきもなく、回転機能のなめらかさも最初と変わっていません。

値段の納得感については正直に言うと、今でも「高かった」という気持ちと「良いものを買った」という気持ちが半々です。4歳まで使い続ければ元は取れる計算ですが、それは使い続けてみないとわかりません。

新生児期に長距離ドライブの予定がある、または「首が据わる前に安全に寝かせたい」という理由がはっきりしているパパには、この価格でも選ぶ理由になります。逆に近距離の日常使いがメインで長距離の予定が少ないなら、もう少し安いシートでも十分かもしれません。うちは実家が遠いので、結果的には正解だったと思っています。