上の子が生まれたとき、産院で最初に渡されたのがこれでした。「とりあえず母乳実感にしておけ」という産院の判断を当時はよく理解していなかったんですが、2年以上使い続けて今はその意味がわかります。下の子でも同じものを使っています。

夜間調乳で痛感する「使い勝手の良さ」

深夜2時に調乳するとき、頭の中はほぼ動いていません。ミルクをこぼさず測って溶かして冷ますだけの作業なのに、なぜかボトルのキャップが閉まらないとか乳首が逆さについてるとか、そういうことが普通に起きます。

母乳実感がパパに向いているのは、構造がシンプルだからだと思っています。本体、乳首、キャップ、フードの4パーツ。乳首をひっくり返して入れるということが物理的に起きにくい形状で、深夜の半覚醒状態でも組み立てられる。これは地味に大事です。

乳首の取り付けも回して止めるだけ。力もそんなに要らないので、眠い状態でやっても締めすぎることがない。前に別メーカーの哺乳瓶(卒業後に使ったやつ)は乳首の固定方法がわかりにくくて、夜中にキャップがちゃんと閉まってるかどうか不安だったのを覚えています。

乳頭混乱問題への答え

下の子は生後1ヶ月まで完母でした。妻が少し仕事に戻るタイミングでミルクの練習を始めたとき、最初に試した別の哺乳瓶ではうまく飲んでくれませんでした。

結局ここでも母乳実感に戻ることになったんですが、切り替え後は比較的すんなり飲んでくれた。乳首の形状が母乳に近い設計というのは確かに意識して作られているようで、完母から混合に移行する時期の赤ちゃんには相性が良いようです。ただこれは個人差があると思っていて、「絶対に乳頭混乱しない」とは言えないし、うちは運が良かっただけかもしれない。

上の子の時は最初から混合だったので乳頭混乱を経験しなかったんですが、下の子で初めて「ああ、これが産院でこれを選んだ理由か」と納得しました。

洗浄・消毒は日課になるので重要

生後半年くらいまで、哺乳瓶を1日4〜6回は洗います。パパが担当するのは主に夜間と休日の分なんですが、週にそれなりの回数洗うことになります。

母乳実感はパーツが少ないので、スポンジで洗う際に詰まる場所が少ない。乳首の穴も大きすぎず小さすぎず、哺乳瓶専用のブラシを使えばすっきり落ちます。消毒は電子レンジスチーム方式を使っていますが、分解したままケースに入れるだけなので特に手間ではない。

唯一面倒なのは乳首のくびれ部分です。ここに白いものが残りやすく、最初の頃はちゃんと落ちているか気になっていました。専用の乳首ブラシを買って以来は問題なくなりましたが、ブラシは最初から買っておいた方がいいと思います。

乳首サイズの選び方で少し失敗した話

母乳実感の乳首はSS・S・M・Lとサイズ展開があり、月齢と赤ちゃんの飲む力に合わせて選ぶものです。上の子のとき、2ヶ月に差し掛かったあたりでSからMに上げてみたら、飲むペースが速くなりすぎてむせるようになりました。

戻すとすぐ改善したんですが、「大きくなったから次のサイズ」という機械的な考え方が良くなかった。赤ちゃんが飲みながらむせたり、泡が多く混入したりするのはサイズ違いのサインなんだと後から知りました。下の子のときはもう少し慎重に様子を見ながら上げています。

乳首サイズ交換が発生すると、1個500〜600円が地味にかかります。2サイズ同時進行するとそれが倍になる。消耗品代として毎月の予算に入れておいた方がいいです。

2年3ヶ月使ってみての結論

ガラス製の本体は今でも割れていない。プラスチック製の方は上の子が投げる遊びを覚えたころに1本ヒビが入りましたが、それはどのメーカーでも同じだろうと思います。

正直、「母乳実感の何が特別すごいか」を言葉にするのは難しいです。特別な機能があるわけじゃない。でも産院で選ばれ続け、2人の子どもで2年以上使い続けている実績は確かです。初めての哺乳瓶で何を選ぶか迷っているなら、これにしておいて間違いはないと思っています。